【「習慣が10割」の感想(レビュー)】小さな行動もやり続けることが大切と気づかせてくれた本
2020.12.12

何かを続けることは根気のある作業だし、意思の強い人間にしかできないことだと思っていませんか?
この「習慣が10割」の著者、 吉井雅之さんはそれをこの本で否定しています。
ダメダメで何も続かなった私が人生のドン底から這い上がった秘密。
それは・・・誰でもできる「カンタンな習慣」を、1つずつ、トコトン続けたから!本書では、そのポイントを具体的にお伝えします!
私自身もこの本を読むことで生活習慣が変わりました。継続すること、つまり習慣について以前よりも楽に考えられるようになりました。
習慣を身につけることは難しいことではなく、小さな成功体験の繰り返しです。誰でも意外に簡単にできることです。
この本を読むことでなりたい自分に変われることができる習慣が身につきます。ぜひ読んでいただきたいオススメの本です。
今の自分を作り上げたのは、自分自身である

今までの自分の人生が理想通りにいっていないと原因をほかに求めたりしたくなりますよね。
私もずっと思っていました。「上司の私への対応が悪いから」「給与が少ないから」「忙しいから」などと愚痴や文句ならいくらでも出ます。
でも本当の原因は自分自身にあります。この本ではその事をこのように書いています。
過去の言葉や行動、思考など、1つ1つの積み重ねが今の自分を作り上げてきた。
今の自分を作り上げたのは紛れもなく自分自身です。家庭環境や周りの友人などに原因を求めたりしたくなりますがそれはただの言い訳で今の自分を作り上げたのは自分です。
今の自分を変えることはできませんが、未来の自分を変えることは今からできることです。
それが習慣を身につけること。
小さな習慣
この本では小さな習慣から身につけることを勧めています。
例えばランニングの場合は毎日ランニングシューズを履いて外に出るなど、走る時間や距離などではなく外に出るという小さな習慣から始めると続きやすいと説明しています。
私もこの本を読んでから実践している小さな習慣が2つあります。
- 本を毎日開く
- ランニング後に玄関にある家族全員の靴を揃える
私の場合、平日のランニングはすでに習慣となっています。毎日最低でも20分以上は走ると決めていて、多いときには1時間以上、10キロ以上も走ったりしています。
習慣として身につくと、歯磨きのように行動しないと気持ち悪くなります。
小さな習慣でも身についていくと、経験が積み重なり大きく成長する糧になります。
なりたい自分をイメージする

習慣として身につけるにはなりたい自分をイメージすることが大切です。
目標を達成した時の明確なイメージがあれば、それがやる気につながります。
私がランニングを習慣化できたのはなりたい自分のイメージがしっかりとしていたからです。
妻にも職場の仲間達にも太ってきたと言われ始めたのが始まりでした。若い頃から細身の体でしたので太ったという言葉はかなりのショック。
恐る恐る体重計に乗ると70キロ以上・・・
一番体型を気にしていた頃の体重は57kg。10キロ以上は軽く太っていたのです。
太っているおっさんはただの豚。そんな自分が許せなかった私はランニングを始めました。目標は50kg台。具体的なイメージとしてはアパレル店に置かれているマネキンが来ている服を着て違和感を感じないスタイルです。
ファッションセンスのない私が辿り着いたそこそこ見栄えする服装はマネキンが着ているコーディネートを真似すること。それにはマネキンと同じようなスタイルの維持が不可欠。
ここまで具体的なイメージがあるのでランニングは習慣として身に付きました。
この本を読むことでランニングも無意識に習慣化できていたと分かりました。本を読むことで脳の働き方や考え方が分かると習慣化されるまでの仕組みやその効果についても分かります。
本ではいろんな方の成功体験も書かれています。良い習慣を身につけることの大切さがよく分かります。
最後に

この本に書かれていることは人生を決めるのは習慣という事です。
良い習慣を身につけることがこれからの人生をより良い人生にすることを教えてくれます。
そして最も大切な習慣を身につける方法を丁寧に書かれています。
私自身もこの本を読んで良い習慣を身に付けようと2つの事を継続しています。
その2つがこちらです。
- 本を毎日開く
- ランニング後に玄関にある家族全員の靴を揃える
子供に「本を読みなさい」と言う前に私自身が本を読んでいる姿をもっと見せないとダメだと思い、毎日本を開くことを習慣化しようとしています。本を開けば1ページくらいは読みたくなります。その姿を見て、子供も本を読むことが習慣化されることを願います。
小さな子供がいる我が家では玄関の靴が散らかっていることがよくあります。仕事から帰ってきて、そこからランニングに行く私がほぼ毎日最後に玄関を見る人間です。
1日の最後に玄関を片付けると翌朝はキレイな玄関から出かけることができます。キレイな玄関から出掛けられるとそれだけで心が楽しくなります。その楽しさを守るために毎日玄関の靴を片付ける習慣を付けています。いつか子供たちも真似してくれると片付ける手間も無くなって最高ですね。
この本を読んで私自身だけでなく、家族や職場の仲間にも良い習慣を身に付けてもらえるようになりたいと考えるようになりました。もちろん押し付けはいけませんのでまずは私の習慣を見せつけます。
自分が変われるきっかけになれる本だと思いますので、今の自分に不満がある方にオススメです。