見栄を捨てたら「自分」がどんどん好きになりました。
2017.08.09


今年の初めに「見栄を捨てたら「お金」がどんどん貯まる体質になりました。」という記事を書きました。
改めて読み直すと見栄を捨てたことでお金だけでなく自分自身を見直すことができて、自分を以前より好きになれたと思います。
好きといってもナルシストって意味ではなく、自分自身に素直になれたような気がします。
見栄を捨てる
以前の記事にも書きましたが、私は元々「見栄っ張り」な性格でした。
収入に見合わない服を着たり、クルマを購入したりと自分を少しでもよく見せるために頑張っていました。いま考えると周りからは「こいつ、無理して頑張ってるな!」って思われていたでしょう。
そんな私も嫁と出会い、結婚をして家計を支える人間になりました。しかし、結婚をしてすぐに嫁に金遣いが荒いことがバレて、家計は完全に嫁が管理することになりました。
それからは私が自由に使えるお金は独身時代のわずかな貯金と毎月2万円のお小遣いだけです。
そして、とうとう貯金も使い果たしお金がなくなった時、自由に使えるお金を少しでも増やそうと副業をすることを決心しました。
そして副業である程度のお金を稼げるようになるとお金の使い方について考えるようになりました。
今までのように「見栄」のためにお金を使うはやめようと決心をしたのです。
お金について考えました
突然、「見栄」のためにお金を使うのをやめると決心した理由はお金について考えたからです。
学生時代はアルバイト、社会に出てからは社会人として働いて対価として給与を頂いてきました。
それまで給与として頂いたお金は自由に使えるお金だと思って、あまりお金の価値を意識せずに使っていました。
しかし社会人として働きながら副業で自由に使えるお金を稼ぐようになるとお金の価値が少し変わりました。というか、お金を稼ぐことの大変さを改めて気付きました。
こんなに大変な思いをして稼いだお金を適当に使うのは申し訳ないと考えるようになったのです。
なぜ欲しいのかを考える
一生懸命頑張って稼いだお金を無駄に使うのはイヤだと思うようになると、お金の使い方も変わってきます。
そこで辿り着いたのが「見栄」との決別です。
私が考える「見栄」は他人との比較でした。「あいつより高いものが欲しい」「あいつより良いものが欲しい」という考えで自分に似合わないものを購入することでした。
もちろん自分の好みも入っていますが、それより先に「見栄」という存在があったのです。
当時はグッチが好きだったので、カバンを購入するにしてもグッチの中で好きなデザインのカバンを選ぶって感じでした。グッチを持っていたら恥ずかしくないって考えです。
欲しい理由が「グッチ」だからって感じでした。
しかし、よく考えるとグッチのこだわりや創業理念みたいなものは何一つ知りません。私が買う理由が「世界的に有名なブランド」ってことだけだったと気付いたのです。まさに「見栄」ですね。
「見栄」ってことに気付いてからは自分が欲しい理由を考えるようになりました。
例えば私が持っている時計は「knot」というベンチャー企業の「AT-38」とい時計です。
この時計を選んだ理由は数少ない国産の自動巻き時計だからです。国産の腕時計市場は衰退していて技術者も少なくなっています。その衰退した技術やそれを支える技術者を少しでも守れるのならと思って選びました。
しっかりとした「欲しい理由」を持てる商品を選ぶことで他人と比較する「見栄」ではなく、自分自身が基準の中心になってきました。
お金が貯まるように
見栄を捨てるのと同時に嫁の影響を受けて断捨離も始めました。
この2つの行動が重なると「お金が貯まる体質」に変化していきます。
しっかしと自分自身が軸となる「欲しい商品」を探すこと、必要のないモノは持ち込まない「断捨離」の考え方。
以前に比べてモノを購入する割合は劇的に減少しました。自然にお金を使わなくなったのです。
自分自身を少し好きになる
見栄を捨てたことで自分が好きなモノを改めて気付けるようになりました。
以前のように他人との比較で考えるのではなく、自分自身が軸になっているので周りに流されることも少なくなっています。
40歳手前で自分を見直すことができたと思っています。自分自身の考え方を素直に受け入れられるようになりました。
その結果、自分自身の好きな部分、嫌いな部分が分かってきて自分自身を少しだけ好きになれるようになりました。
これからも、以前の記事や今回の記事を定期的に読み直して、この思いを継続させていきたいと思います。