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【「本田宗一郎という生き方」の感想(レビュー)】ホンダというメーカーの原点を知れました

2020.12.12

【「本田宗一郎という生き方」の感想(レビュー)】ホンダというメーカーの原点を知れました

私はホンダというメーカーが好きです。

元々クルマ好きということもありましたし、1990年代のF1ブームを小学生~中学生にかけて生で見てきたことも大きな影響があると思います。

そんな私が一番最初に就職したのはマツダの関連会社でした。普通ならマツダのクルマを買うと思いますが、私は迷わずにホンダのBEATを中古車ですが購入しました。

そんな私ですから本田宗一郎さんは尊敬しています。

今回紹介する「本田宗一郎という生き方」という本は本田宗一郎という人間の人間臭さを感じることができるオススメの本です。

戦後日本を代表する名経営者、本田宗一郎の生涯をたどる人気ムックが文庫になって登場!
「全国の事業所を訪ねる握手の旅」「日本人初の米国自動車殿堂入り」などの『本田宗一郎10大伝説』や仕事の流儀、破天荒な「裏伝説」など、稀代のリーダー・本田宗一郎の実像を凝縮しました。怒濤の昭和を駆けた「オヤジ」の生き様に浸れる、必読の一冊です。

全国「握手の旅」

1973年に社長職を退いた本田宗一郎がまず始めたのが「握手の旅」。

社員、従業員にお礼が言いたい。直接会って話したい

これを本当に実行。日本国内だけでなく世界中を飛び回って3年という月日をかけて実行しました。

この「握手の旅」は良くも悪くも自分の感情に素直な方だと思える素敵なエピソードですね。数人しかいないような事業所で働いている従業員にとっては驚きと感動だったと思います。

成功する人の多くは本当に「感謝」を大切にしています。背景には昭和という時代もあったのかもしれませんが、この心は大切にしないといけないと思います。

また従業員の油に汚れた手も「油の匂いが大好き」と言って手を握ってくれるなんて最後まで現場が最優先だったと感じられます。

私も仕事を退職したら全国行脚は無理ですが、感謝を伝える旅に少し出たいと決心したエピソードです。

「人間休業」宣言

第二次世界大戦が終わり、東海精機重工業をトヨタに販売して現在の1億円以上というお金を手にした本田宗一郎。

妻のさちさんに「オレはしばらく人間を休業する」と宣言して約1年間遊び続けました。

社会の混乱期にあえて動かず、社会の流れを見続け、そして本田技術研究所という会社を設立していく。この1年間を支え続けた妻のさちさんは本当にスゴい奥様だと思います。

お金があっても旦那さんが家でずっと遊び続けていたら嫌になりますよね。

それにしても私も一度言ってみたいものです。我が家だと「人間を休業する」って言った瞬間に妻に家から追い出されます。

我が家の場合、そんな妻だからいい関係を築けていると思いますけど。

トイレで会社がわかる

ホンダの設立間もない頃、埼玉県の白子にある工場を買収し、その工場の修繕に手を付けていたところ、本田宗一郎は「まずは水洗トイレを作らなくちゃいかんな」という大金を投じて最新の水洗トイレを設置しました。

限られた予算の中で優先されたトイレ。本田宗一郎は外から見えない部分や隠れている部分にこそ注意を払うことの必要性を訴えたかったとのことです。

私はこのエピソードが好きです。

私の場合、最新のトイレももちろん好きですが設備は古くてもしっかりと清掃が行き届いているトイレが好きです。その会社や施設の心配りが分かる気がするからです。

最近は清掃業者が掃除をしている場合も多いですが、個人的には通常の清掃は自社の社員やスタッフで行うことが大切だと思います。特にトイレ掃除は誰もが必要な場所ですので気持ちよく使えるような場所になっていると安心できる会社だと思います。

「運」と「チャンス」

「運」は「寝て待つ」のではなく「練って待つ」ものだ。

本田宗一郎のこの言葉が好きです。

世界のホンダと呼ばれるよど成長したホンダですが、その裏には常に先を考えて努力をしてきた行動力があると思います。

運がいいのはチャンスを逃さない努力を積み重ねてきた結果です。

私自身、運を待つのも必要なことだと思いながらも、その運を手に入れられるように日々努力をしないといけないと考える日々です。

最後に

大きな夢を叶えた本田宗一郎。

この本を読んでも尊敬する人物ということは変わりません。努力、熱意、そして才能と本当に素晴らしい人です。

もし私が昭和初期に生まれて、あの時代を生きていたら、こんな人のもとで働きたいと思ったと思います。

今の日本では考えられない事も書かれていますが、それを含めて本田宗一郎という人間の泥臭い部分に感銘を受けます。

数時間で読める本ですので興味があれば一度読んでもらいたい本です。