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[人は聞き方が9割]話し方を学ぶより聞き方を学んだ方が効率的に良い人になれる!

話し方を学ぶより聞き方を学んだ方が実践的だと教えてくれる1冊です。

コミュニケーション能力を高めたいい人にオススメの1冊がこの「人は聞き方が9割」です。

コミュニケーション能力を高めるには話し方と思う人も多いと思いますが、実は話し方よりも聞き方のほうが重要です。

コロナ禍に入り、オンラインでコミュニケーションを取る機会も増えました。

オンライン会議でのコミュニケーションに不安を感じている人も多いと思います。私も正直苦手です。

この本はベストセラー「人は話し方が9割」の著者、永松茂久さんがタイトル通り「聞き方」について書かれた本です。

話し方を向上させるのは難しいですが、聞き方をスキルアップするのは難しくありません。聞き方のポイントを理解できれば、人から信頼される聞き方ができるようになります。

コミュニケーション力を高めたい人にもオススメの1冊です。

こんな人にオススメ

  • 「話し方は9割」を読んだ方
  • 上手な聞き方を学びたい方
  • コミュニケーション力を高めたい方
オススメ度★★★★☆
ページ数240ページ
読書時間2時間~3時間

人は聞き方が9割

この本で書かれているのは聞き方の方法です。

人は本来、話をしたい生き物です。自分の話をしっかり聞いてくれる人に好意を持つとこの本でも紹介されています。

この本を読むことで、相手の話をどういう気持ちで聞き、どういう姿勢で聞けばいいのかを教わることができます。

聞き方を理解することでコミュニケーション能力は間違いなく向上します。

理想的な聞き方を知っていると大切な人との時間を大切にできるようになります。

話なんて苦手なままでいい

多くの人が「話す」ということばかりにとらわれてしまい、もう片方の「聞く」ということの重要性を忘れているのです。

コミュニケーション能力を高めたいと考えると、どうしても話し方が上手になりたいと考えてしまいます。

ですが話し方はなかなか簡単にレベルアップしません。そもそも話すことは勇気が必要です。

ですが、聞き方なら誰でも実践しやすく、さらに上手な聞き方を知っている人は少ないので意外と重要なポジションをゲットできます。

コミュニケーション能力を向上させるなら、まうは聞き方を学び、相手に気持ちよく話をさせる方法を身につけるべきです。

聞くことで手に入れることができるメリットをお伝えします。

  • 語彙力が少なくてすむ
  • 聞くことは読書と同じ
  • 人の感情が読めるようになる
  • 相手を不快にさせるリスクが減る
  • 聞くことで自分の盲点が見えてくる
  • 沈黙をおそれなくてすむ
  • 話すより聞く側のほうが、勝手にすごい人にされてしまう

聞くことで手に入るメリットはどれもスゴい内容ですが、特に「聞くことは読書と同じ」という意識を持つことで聞くことに興味を持って行動できるようになります。

また聞くことで手に入るメリットは話すことのデメリットを紹介しているとも思えます。話すことは語彙力が豊富な必要があるし、相手を不快にする可能性もあります。さらに沈黙を恐れてしまいます。

コミュニケーション能力の向上にはまずは「聞く力」を鍛え、そこから必要に応じて「話し方」を学ぶことが大切だと感じます。

「聞く」ということに対するすれ違い

「話を聞いている」と言う人の多くは「言葉」を聞いています。つまり内容はしっかりと把握できているのです。

しかし、「話を聞いてほしい」と言う人の多くは、その奥にある「感情」を聞いてほしいのです。

男性と女性の感覚の違いなどもありますが、話の内容を聞いてほしいのか、それとも感情を聞いてほしいのかを理解することで相手に安心感を与えることができます。

「人は聞き方が9割」を読むことで相手がどういう気持ちで話を聞いてほしいのかを見極めるヒントが得られます。

また、話を聞いて欲しい人の感情を聞く力で引き出して、相手からの安心感や信頼感を得ることもできます。

相手から安心感や信頼感を得られたらコミュニケーションが取りやすくなります。

昔の偉い人が教えてくれた人間の欲求

すべての人が一番初めに求めているもの、それは安心感である。

この人に話をしたら安心するという聞き方を理解できれば、その人との距離感は一気に縮まります。

聞く力を身につければ、話す力を身につけるより簡単に人に安心感を与えることができます。

コミュニケーションの主導権は話す側ではない

本当に会話の主導権を握っているのは、話す側ではなく、話させる側である、ということをよく知っているのです。

会話の主導権を持つほどの話す力を持っている人は芸人さんやラジオDJなどの一部の話しのプロだけです。

多くの場合、会話の主導権は聞く側が持っているのです。

聞く側の姿勢や相づちなどによって話す側が話しやすいかどうかが決まります。

だからコミュニケーション力を高めるためには聞く力が必要なのです。

語彙力が少なくてすむ

話すためには膨大な数の語彙力が必要となりますし、語彙力を増やすためには大きな努力と継続が求められます。

しかし、聞く側になると、語彙力の必要性は大きく下がります。

話す力を身につけるには語彙力を増やしたり、相手の反応を見ながらすぐに話せる頭の回転の速さなど非常に難しいのが実情です。

それに比べて聞く力は聞く方法だけ知っていれば語彙力などは必要ありません。ハードルが一気に下がります。

そして聞き方もやり方だけ知ってしまえば、それほど難しい技術などは使いません。

聞き方を学ぶことは話し方を学ぶよりも格段に簡単に始めることができます。

聞くことで自分の盲点が見えてくる

「自分は何でも知っている」という姿勢は自分の成長を止めてしまうことになります。

そうではなく「周りから学ぼう」という姿勢を持って話を聞くことです。

聞き方だけに限らず、成長し続ける人は常に学ぶことを怠りません

聞く姿勢としては「この人の話から何かを学ぼう」という考え方で話を聞くと、相手も話しやすく、自分自身のレベルアップにもつながります。

人の経験を聞くことは本を読むことと同じだと思うと聞き方にも変化が起きます。

どんな体勢で話を聞いていますか?

難しい表情に加え、腕組みやふんぞり返った聞き方をすると、どうしても相手に不快感を与えたり、相手のパフォーマンスを下げてしまうことになります。

会話の主導権は聞く側にあるということなので、聞き方には十分に注意が必要です。

偉そうな態度で聞くと相手に不快感を与えてしまいますが、一方で笑顔で「あなたの話を聞きたい」という姿勢で臨めば相手も話しやすくなり、コミュニケーションもしっかり取れます。

ただ、逆に話を聞きたくない相手の場合、難しい表情で腕組みをしながら聞くことで話を早く終わらせることもできるかもしれせん。相手によってかなり注意が必要ですが…

笑わせるより一緒に笑う

会話において、そんなに笑いを取ることを意識する必要はありません。

むしろ必要なことは、「いかに相手を笑わせるか」ではなく、「いかに相手の話に笑うことができるか」です。

私の場合、関西在住なので会話の中の笑いは結構重要なポジションにあります。

それは話をする相手も同じです。ですが、笑いを取ることはできなくても相手の話を一緒に笑うことは簡単です。

笑いがあれば相手も楽しく話せますし、こちらも楽しく話を聞くことができます。

意識して相手の話に合わせて笑うことも大事です。

人が心をひらくには順番がある

人は誰しも、なんらかの不安を抱えている。まずは相手に好かれようとたくさん話すことより、その不安をなくしていくことのほうが先である。

初対面の相手と2人だと気まずい雰囲気などからたくさん話してしまうこともあると思います。

相手も同じような気持ちだと思いますので大事なことは相手の話をしっかりと聞くことです。

相手の不安感を取り除くほうが、より好感を得やすくなります。まずは話を聞きましょう。

プレッシャーのかからない会話ができるところに人は集まる

相手に好かれる前に、まずは相手の心に安心感を与え、不安を取り除くこと。

そのために、まずは「やるべきこと」より「これはやらない」と決めることが大切です。

話し方で相手の心に安心感を与え、不安を取り除くのは非常に困難です。よほど話が上手い人でなければ難しいことです。

ですが聞き方を学んで相手に気持ちよく話してもらうことで安心感を与えて、不安を取り除くことは話すことよりも簡単です。

自分の話をやめて、相手に気持ちよく話してもらうことを心がけましょう。

相手の話にマウンティングしない

人は多かれ少なかれ、無意識のうちに相手より優位に立とうとする心理を持っています。

特に男性はこの意識が強い傾向を持っている気がします。

人間の行動心理を知っておくと自分がやりやすい傾向もわかります。

相手の話にマウンティングしやすいと知っていれば、いまはマウンティングしていないか注意をしながら会話をすることができます。

自分のやってしまいそうなことを理解して、その中で「やること」「やらないこと」を決めることで相手の話をマウンティングしないように気をつけましょう。

「ここだけの話」は絶対、人に言わない

ここだけの話は、本当にここだけ、自分だけで止めておきましょう。

そのほうが、あなた自身が人の話を聞く上でも、とても安全なことだと言えるのです。

個人的には「ここだけの話」はここだけで言っていないと思っています。

もちろん、「ここだけの話」を他の人に話たりすることはありませんが、「ここだけの話」をする人は他の場所でも「ここだけの話」をしている人と認識します。

特に人の悪口を言う人は、別の場所では自分のことも悪口言っていると思っています。

そういう人は自分が信用を失っていることに気づいていません。

ですから「ここだけの話」は誰にも伝えませんし、誰にも「ここだけの話」という前置きの話はしません。

「好奇心」を持って聞く

相手の話を聞かないということは、自分の見聞や見識を狭めてしまうことになってしまうのです。

好奇心はいくつになっても大事なことです。

相手から何かを教わるという意識を持つことで、相手も話しやすくなります。

そして、本を読むように話を聞くことで相手の経験少しだけ身につけることができます。

さらに本と違って質問をして深掘りすることもできます。

好奇心は常に持つように心がけましょう。

最後に

コミュニケーション能力を向上させるために「話し方」を学ぶ機会は多いと思います。

話し方に関する本も数多く出版されています。

ですが、「人は聞き方が9割」のように聞き方に特化した本は少なく、それだけ聞き方については独学の人が多いと思います。

この本を読むことで、聞き方がいかに重要なのかを知ることができ、聞き方を学ぶことでコミュニケーションを取ることが簡単になります。

この本を読んだ感想としては、まず「聞き方」を学び、それから徐々に「話し方」も学べばと思います。

聞き方の入門として「人は聞き方が9割」は非常に勉強になる1冊です。

  • この記事を書いた人

マネフリ

40代の会社員。妻と小学生と保育園児の2人の子どもの4人で生活しています。 副業としてブログなどで月10~15万円程を稼ぎ、これまでに累計400万円を稼いできました。 ブログでの副業の仕方、節約の仕方などを発信しています。

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