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[お金に困らない人が学んでいること]社会人になってからの学びの大切さを教えてくれる参考書。この1冊をきっかけに人生を変えれるかも

2022.10.27

社会人になってからの学びの大切さを教えてくれる参考書。この1冊をきっかけに人生を変えれるかも

日本の終身雇用制度がいつまで続くかわからない状況の中で、これから必要になるのは変化に対応できる人間です。この本では変化に対応する人間になるために必要なことを教えてくれる1冊です。

著者の岡崎かつひろさんの経験など実体験をもとに書かれているので非常にわかりやすい内容で、自己啓発の1冊目の本としてもオススメです。

こんな人にオススメ

  • お金に困りたくない人
  • 勉強をしたいけど何から勉強したらいいのかわからない社会人
オススメ度★★★★☆
ページ数208ページ
読書時間2時間~3時間

お金に困らない人が学んでいること

この本で書かれていることは「学ぶ」ことの重要性です。

そして、その学びを成果(お金)に変える方法まで紹介されています。

学びや勉強というと敬遠する人もいますが、この本で描かれているのは勉強をすることで手に入る人生です。自分のなりたい人生のために勉強を楽しむことが書かれています。

2時間ほどでサクッと読めるので、まずは自分に何が足りていないのかなどを確認するために読むのもオススメです。

「学ぶ」ことによって、人生はいつからでも変えられる

「されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり」

つまり、生まれによって人の差はないけれど、学びで人の差はできると福沢諭吉は言ったのです。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」という1万円で有名な福沢諭吉の「学問のすゝめ」の一文ですが、その「学問のすゝめ」に書かれているのが「されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり」の一文です。

人は生まれたときは平等ですが、その後の学びによって賢人と愚人に分かれてしまうという内容です。

社会人になると時間がないなどの理由で学びを怠りたくなりますが、少しでも賢人に近づくためには学ぶことを忘れてはいけないという戒めですね。

人生は、学ぶことによって、いつからでも変えられます。
自分に投資できる人こそが、これからの時代、強く生き抜いていけるのです。

学ぶことに年齢は関係ありません。60代、70代、80代でも勉強を楽しんでいる人はたくさんいます。

まずは自分の学びが足りないことを自覚して、自分に投資しないといけないと気付くことが大切ですね。

私自身、しっかりと勉強をしなければいけないと思ったのは30代になってからです。

強く生き抜いていくためには勉強が必要で、その勉強を楽しく受け入れることが出来るかがポイントです。

お金に困りたくなければ、学び続けなさい

学ぶということにおいて大事なポイントは「その先に何が得られるかをイメージできるかどうか」ということです。

この本のタイトル「お金に困らない人が学んでいること」を見ると、お金を得るために学びが必要と思います。

しかし、お金は何らかの目的を達成するための対価です。旅行に行くための対価、車を買うための対価などです。

お金を得るために頑張るよりも、その先にある自分が求めているものをハッキリとさせることが大事。

私の場合、農業をしたいという目標があります。ただ、農家になって時にお金で悩みたくないのでお金を稼ぐノウハウを学ぶために勉強をしています。

学びへの意識の変化が先、スキルの蓄積はあとでいい

何を学ぶかの前に「学ぶことは楽しい・役に立つ」というマインドを身につけましょう。何を学ぶかは、そのあとで問題ありません。

学ぶことが楽しい、もっと学びたいと思えるようになることが大切。

これは学びは楽しいと意識して、言葉でも「勉強は楽しい」と言ってくと、それがいつの間にかマインドとして身につきます。

逆に「勉強はしんどい」と思っていると本当にしんどく、つまらなく感じてくるので絶対にダメです。

そもそも、何のために学ぶのかを決めよう

人には5つの「たい」があります。

  • 褒められたい
  • 認められたい
  • 成長したい
  • 自立したい
  • 人の役に立ちたい

これが満たされると、人はがんばれるのです。

5つの「たい」は確かにと思う内容です。

人は成長の度合いによって「自分のため」「身近な人のため」「社会のため」と役に立ちたい範囲が広がっていくといいます。

私はまだまだ「自分のため」が強いですが、学びを通してもっと人として成長して人の役に立つために頑張っています。

できるだけ具体的な目標やその目標までに期間を決めることで学ぶことに対するモチベーションも保つことができます。

お金を稼ぐ人の読書法

効果的なインプットは「読書」をすることです。なぜなら、読書はもっとも効果的かつ短時間に、良質な知識を得ることができるからです。

読書は成功や失敗などの経験を読むだけで体験できる最高のインプット教材です。

たった数時間の読書で著者が何年もかけて体験した内容を知ることができます。

この「お金に困らない人が学んでいること」の著者、岡崎かつひろさんは本が破れるほど読めと案内していますが、私の場合は電子書籍で読むことが多いので、気になった文章はスクリーンショットを撮って、あとでまとめています。

電子書籍なら本を持ち歩くことなく、スキマ時間で本を読むことができるので個人的にオススメです。

人と一緒に学ぶ

「分からないから無理」と言う人もいますが、その姿勢ではいつまで経っても自分を成長させることができません。
問題は、わからないことではなく、わかろうとしない姿勢にあるのです。

分からないことを放置することは自分の可能性を狭くします。もしかしたら、その分からないことが理解できたことで人生が変わるかもしれません。

何事にも首を突っ込むくらいの気持ちが大事なんだと最近思います。

オススメは図書館で自分に関係ない分野の本を借りてみることです。私は図書館を利用していますが、最近返ってきた本というコーナーで目に入った自分が知らない分野の本を借りて読んでみたりします。

少し読んでまったく興味が持てないまま読み終える本もありますが、意外と面白いと思って最後まで読み終える本もあります。

途中で読まなくなった本は自分には合わない分野だと再確認できますし、最後まで読み終えて本は自分の知識の一つとなります。

意外と面白いのでオススメです。

良質なコミュニティの3つの要素

  • 否定のない空間であること
  • 前向きな質問を投げかけ合っていること
  • 楽しさと明るさを大事にしていること

この本ではセミナーなどのコミュニティに参加することを呼びかけています。

私も商工会議所などが行っている無料のセミナーに何度か参加したことがありますが、皆さん本気で何かを学ぼうという姿勢を見て、自分も頑張らないといけないと奮起します。

セミナーというと怪しいと感じる気持ちも理解できますし、また怪しいセミナーが実在することも事実です。

最近はオンラインセミナーなどもあり、事前に講師の評判なども確認して受講することもできます。

実際に会場に行ってセミナーを受けるのが不安な人はオンラインセミナーから始めるのもありだと思います。

アウトプットは「PREP法」で

可能な限り相手に伝わりやすいようにする必要があります。そのときに意識をしたほうがいい話の構成があります。
要点→理由→事例→要点の順番で話す方法です。

私が先輩から教わった報告の仕方は理由、事例、結論の順番でした。この順番だと、結論までの話が長くなり、何を伝えたいのか相手に伝わらない場合も多かったです。

それが「PREP法」だと結論を先に伝えるので、しっかりと伝えたい事を伝えられるし、相手も理解しやすくなります。

一目置かれるアウトプットの2つの考え方

どうしても、ものごとは自分中心で考えてしまいがちです。反対の立場に立ったらどうか、もしくは違う人の立場に立ったらどうか、と考えるクセをつけましょう。

意識しても難しいのが俯瞰的に考えることです。

個人的に取り組んで、うまくいっているのが別のキャラになりきることです。

自分では賛成の考えなら、年齢も、なんなら性別も違う全くの別キャラになりきって反対の立場から考えてみると意外な考えや問題点が出てきます。

不意に降ってきたアイデアを忘れないために

メモを取る習慣がとても大事になります。メモというアウトプットを残すことで、自分のアイデアやひらめきを形にしていくのです。

この本では音声でメモを残すことを推奨しています。

今まではスマホのメモアプリを使用したり、手帳にメモを残したりしていましたが、確かに音声メモはすぐに行動できて便利です。

最後に

この本では「学び」を「お金」に変える31のポイントが書かれています。

  • 「自己投資なんてめんどくさいし、なんだかあやしい」という考えを捨てよう
  • 時代の変化に対応するために、小さくてもいいから挑戦しよう
  • 新しい知識を得ることに積極的になろう
  • 人生の棚卸しをして、学びたい理由を見つけよう
  • 一生使える知識を身につけよう
  • これから流行りそうな分野も学んでおこう。
  • お金について、最低限の知識は押さえておこう
  • 学んだことは、自分の持ちネタにしよう
  • 柔軟に考えて、自分のことは自分で管理しよう
  • 誰でもできることを、誰もできないレベルでやろう
  • 他人からフィードバックをもらおう
  • ストーリーとして勝たれる経験をしよう
  • 本はボロボロにしながら読もう
  • 会社の外で、人に会おう
  • 努力ではなく、仕組みで学ぼう
  • 勉強するなら朝にしよう
  • 身近な人が興味を持っていることを学んでみよう
  • 外を散歩しながら、音声コンテンツで学ぼう
  • 気軽に無料の勉強会やセミナーに参加してみよう
  • 教科書を読むだけではなく、バットを振ってみよう
  • メンターのいい部分を徹底的にパクろう
  • 「事実」「数字」「エピソード」の3つを意識して簡単な文章を書いてみよう
  • 否定がなく、前向きで、明るいコミュニティに入ってみよう
  • 「PREP法」でアウトプットしよう
  • 広い視野を持つために、主語を変えよう
  • 音声入力でメモを取ろう
  • 失敗しよう
  • 「改善できること」を洗い出そう
  • お金にするのを焦るのはやめよう
  • 各種SNSの特性をつかもう
  • 人に感謝し、感謝されよう

1つ1つのポイントが非常に参考になりますが、1つのポイントに書かれている内容が多少物足りない部分もあります。

この本は自己啓発や学びのための入門書と捉え、さらに上記のポイントに絞って勉強をしていくとより勉強が楽しくなると思います。

これだけの内容を2時間ほどで読めるようにまとめてくれた著者の岡崎かつひろさんには感謝です。

楽しく学び、その学びをお金に変えるポイントを知りたい人には最高の本です。

  • この記事を書いた人

マネフリ

40代の会社員。妻と小学生と保育園児の2人の子どもの4人で生活しています。 副業としてブログなどで月10~15万円程を稼ぎ、これまでに累計400万円を稼いできました。 ブログでの副業の仕方、節約の仕方などを発信しています。

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