
「うまくいっている人の考え方 完全版」は1999年に発行された「うまくいっている人の考え方」と2004年に発行された「うまくいっている人の考え方 発展編」を1冊にまとめた再編したものです。
この本を読むことで人生を楽しく生きるためのヒントを得ることができます。
100種類の「うまくいっている人の考え方」は何度も読み返して心にとどめたくなります。
こんな人にオススメ
- 自尊心を高めたい人
- 自分に自信がない人
- 人生を楽しく過ごしたい人
オススメ度 | ★★★☆☆ |
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ページ数 | 171ページ |
読書時間 | 1時間~2時間 |
うまくいっている人の考え方 完全版
この本は以前発行された2冊の本をまとめて再編した完全版です。ですので、100種類の考え方も一見すると同じような内容があります。
大きなテーマとしては自信を持つこと、他人と比べない事、前向きに捉えること、嫌いなことは避けることが書かれています。
1回だけ読むのではなく、必要に応じて何度も読むことをオススメします。
自尊心とは
本書の中心にあるテーマは「自尊心をどう高めるか」ということです。
自尊心とは何か。簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。
この本のテーマは「自尊心」は高めることです。
自尊心を高めることで自分に自信を持つことができます。その結果、人生を明るく楽しくするきっかけを身につけることができます。
この本にはその自尊心を高めるための100個の方法が書かれています。
全てを受け入れる必要はないかもしれませんが、この本を素直な気持ちで読むことで心の中の何かが大きく変わるかもしれません。
したくないことははっきりと断る
相手があなたに要求を押しつけてくることに疑問を感じないのと同様、あなたも相手の要求をはっきりと断ることに疑問を感じる必要はない。
会社員など仕事でしたくないことをさせられることは大なり小なりあると思います。
仕事なので仕方なくしたくないこともしなければならないと思います。
でも、それをプライベートまでする必要はないのです。
相手を気遣って自分がしんどい思いをする必要はありません。「やりません」とはっきりと断ることが大切です。
自分の気分に責任を持つ
毎日5分間、幸せを意識的に感じる練習をしてみよう。何らかの理由で幸せだというのではなく、とにかく幸せな気分になってみるのである。
考えてみれば幸せの定義なんて人それぞれです。同じことを体験しても幸せを感じる人もいれば、感じない人もいます。
幸せだと意識的に感じるだけで幸せになれるなら最高ですよね。
1日5分だけ、幸せを意識的に感じる練習をして、幸せな時間を少しずつ増やしていきましょう。
自分をけなさない
自分に向かって自分のことを話すときは、常にプラスの言葉を使おう。自己批判に陥っているときは、
どのような理由であれ、すぐにそれをやめよう。人間は完璧ではない。だったら、それを問題視して何の役に立つだろうか。それが自分のことが嫌になることは誰にでもあることだと思います。でも自分が許してあげることが大切です。
自分自身を褒めたりすることは自尊心を高めることにもつながります。
自分の一番の味方は自分で、その自分に対してプラスの言葉をかけてポジティブになりましょう。
夢を実現するために行動する
夢を持って将来設計をすることは素晴らしいのだが、願望を抱いているだけではほとんど何も起こらない。願望を現実に変えるには、願望を抱く以上のことが必要なのだ。
自分自身にも言えることですが夢を持つことは大事ですが、その夢を達成するための努力をどのくらいやっているか。
「いつかは」みたいな夢は夢のまま終わってしまします。
具体的に「いつまでに」の夢を掲げ、それに向かい努力をすることが大切です。
また、その夢が叶わなくても努力をした自分を褒めてあげることも大事ですね。
自分の健康には自分で責任を持つ
基本となるのは禁煙、規則正しい食生活、十分な休養、過度な運動だろう。
年令を重ねるごとに健康と運動についての問題が起こります。
元喫煙者でしたが、禁煙は禁煙セラピーを何度も読んでついに数年前に成功。
適度な運動も平日は毎日ランニングなどをするなど健康に気をつけています。
さらに定期的に献血に行くことで血液検査をしてもらい、簡易的ですが健康チェックをしています。
どんな人生でも健康でいられることがより楽しい人生を遅れると思います。
自分の健康を守れるのは自分だけです。ストレスにも注意しましようね。
よけいな競争はしない
競争は人格を磨き、自信を育てると一般に考えられている。しかし実際には、そのどちらにも悲惨なくらい効果がない。競争が大多数の人数に与える影響は、劣等感を抱かせ、自信を失わせることでしかないのだ。
私は競争を全否定するワケではありませんが、必要のない競争もあると思います。
社会で生活していると競争にイヤでも出会います。それは仕事もあればプライベートもあると思います。
でも、その結果に振り回されなければ問題ないと思います。
勝ったから、負けたからで自分の価値は変わりません。興味があることは勝てるように努力をすればいいと思いますし、興味のないことで負けても、自分よりも興味があって努力をしている人がいたってことで気にしないようにしましょう。
感謝の言葉やほめ言葉はすぐに口にする
残念なことに、私たちは「いつかいいタイミングが訪れるだろう」と考えて、感謝の気持ちを伝えるのを先延ばしにする傾向がある。しかし、それはよくない。感謝の気持ちをすぐに伝える習慣を今日から身につけよう。
感謝の気持はすぐに伝えましょう。感謝の言葉を伝えられなくて後悔することがないようにしましょう。
あとは「言わなくても分かってくれる」なんていうのはあなたの妄想です。感謝は伝えなければ伝わりません。
感謝を伝えたら自分自身も相手も気持ちが良いものです。言わない理由はありませんよ。
間違った信念は捨てる
どんな信念を疑問視すればいいのだろうか?それは次のような信念だ。
- 他人に敵意を感じさせる信念
- 他人より優れているという信念
- 他人より劣っているという信念
間違った信念を取り除くことは、自分を開放するプロセスだ。間違った考え方をひとつ取り除くたびに、人生はシンプルになり、得るものが多くなる。
信念とはそれが正しいと堅く信じている心のことです。
親や学校の先生からの教えや友人からの情報など信念になりそうなきっかけはいろいろとあると思います。
大切なのは自分が信じていることが本当に正しいのか常に自問できるかどうかです。
また間違っていると気付いたら謝罪する勇気と考えを改める素直さが大切です。
自分に正直になる
あなたは他人が正直であるかどうかについてはほとんど何もできないが、自分に正直になることならできる。人と会ったときに自分のふだんの行動様式を変えなければいいのだ。
自分にウソをついて生きていても楽しくありません。
見栄を張っても相手は意外と本性を見破っています。
自分に正直に生きていけば、無理をしてストレスを抱えることもありません。
等身大の自分を周りも見てくれるので人生を過ごしやすくなります。
最後に
この本の目的は自尊心を高めることです。
自分を認め、ポジティブに考えることでうまく生きていけるようになります。
ただし、うまくいっている考え方が100項目もありますので1回読んだだけでは全ては理解できないと思いますので、必要に応じて何度も読まないといけない本です。
人生をもっと楽に生きたい人にオススメの一冊です。